地域ブランド
地域ブランド「播州織」
しなやかに世界へ、未来へ。
私たち「播州織」のシンボルマーク、ロゴタイプです。

「播州織」のめざすところ
北播磨の地で、地域の人々が育み続けた「播州織」にイノベーションを積み重ねながら、安心と豊かさをお伝えしてゆきます。
地域ブランド「播州織」とは ~定義~
兵庫県北播磨地域で製造されたテキスタイルを、播州織と呼んでいます。
この地域で考案され、糸染めされ、織られ、加工されたものの中で、一定の品質基準に達したものを地域ブランド「播州織」と認定し、このブランドを表示しています。
「播州織」は北播磨地域の自然と人が育んできた、珠玉のテキスタイルです ~歴史〜
1792年、宮大工の飛田安兵衛が京都から持ち帰った技術を基礎として産声を上げた「播州織」。
以来、農家が閑農期の業として取り組み始めました。
「播州織」は自然のたまものです ~豊かさへの決意〜
先染織物が産業として開花するために必要ないくつかの条件の中で、「播州織」がもっとも恵まれたものが清流でした。
この地に流れる加古川、杉原川、野間川の豊かな流れが、染色にもっとも適した「軟水」を与えてくれたのです。
自然の恵みを得たこの地の人々が、この地の自然と共生しながら育んできたものが「播州織」です。
北播磨の自然と人々が育んできた「播州織」が、自然を破壊するようなことがあってはいけません。
自然に対し常に優しくなければいけないと、私たちは考えています。
そのために、常にきれいな水を自然に戻すよう努めてきました。
瀬戸内海環境保全臨時措置法で定められた基準を満たし、世界レベルでの厳しい基準をクリアする排水処理施設は、その一例です。
染色にとどまらず、「播州織」に関わるすべての場や工程は、安心してお使いいただけるテキスタイルづくりを心がけています。北播磨の地が、清流に鳥や魚があふれる地であってほしいと願うから。私たちがいつまでも自然とともにありたいと、想っているからです。
そして今私たちは、そんな地域を次の世代に引き継いでゆこうとしています。
そのような地で作られたテキスタイルは、手にしたすべての人々に豊かさをお届けできると、信じているのです。
地域の財産としての「播州織」 ~地域での位置づけ〜
北播磨地域では、多くの人々が「播州織」に関わってきました。
消費者やアパレル企業のウオンツやニーズをキャッチしながら、産地の可能性をアピールする産元商社。豊かな自然の恵みの中で、何十万色という色に糸を染める染色業者。伝統の技と最新のノウハウで対応する織物業者。顧客ニーズを満たす付加価値で、仕上げをおこな う加工業者。すべての人々が共同で作り上げ、育んできたのが「播州織」なのです。
私たちはお互いに切磋琢磨しつつ「播州織」を織り上げてきました。
これからも全員の心をひとつに、優しく厳しく「播州織」を育ててゆきます。
「播州織」を手にするお一人おひとりの豊かさが、地域全体の豊かさに通じることを信じながら。
「播州織」は技と誇りを伝承してゆきます ~イノベーション〜
長い歴史の中で「播州織」は種々のイノベーションを起こしてきました。
たとえば、織機の改良、織り方の工夫、エレクトロニクスを駆使した最先端の織柄づくり……。
これからも永く「播州織」をお届けするために、これまで積み上げてきた有形・無形の様々な財産を、次の世代に受け継いでゆきます。
最新技術を取り入れながら、人材の育成にも取り組みます。
そして、私たちの誇りを伝えてゆきます。
その目印が、地域ブランド「播州織」です。
長きにわたる歴史を刻んだ「播州織」ブランドに、未来の歴史を刻み込んでゆきます。
「播州織」の品質管理 ~安心への決意〜
お客様に安心と豊かさと幸福をお届けするために、「播州織」の品質管理には万全を期してまいります。
従来から、北播磨産テキスタイルの品質管理は、最高水準レベルであると自負しております。
「播州織」についてもその水準を維持するとともに、播州織ブランド委員会が責任を持って対応を見守ります。